一二三という名前

いちにさんではない

一、二、三と書いてひふみと呼ぶらしい。
どのような意味を込めて名付け親が一二三という名前を決めたか理由は様々である。
一見ユニークそうな名前だが由来があり著名人もいる。
まず由来についてだがひふみ祝詞というのがある。

ひふみ よいむなや こともちろらね
しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおえ にさりへて のますあせゑほれけ

以上がひふみ祝詞である。
ひふみ祝詞とは日々さらされている負のエネルギーを祓い正のエネルギーに変える祝詞とされている。
この「ひふみよいむなやこともちろらね」の意味だが
森羅万象は、宇宙の偉大な恵みによって、生をうけて生まれてきたものです。
私たちは、日常生活の中においても、すべては日の神、月の神の慈しみによって、生かされていることに大きな感謝を感じなさい。
という意味らしい。
ひふみ祝詞という意味や由来についてはいろんなサイトで公開されているので知りたくなった人は見てみるといいだろう。
では実際に一二三という名前が使われている著名人はまず加藤一二三である。
彼は藤井壮太が登場するまでの62年間記録を塗り替えられることはなかった偉業を持つプロの将棋士である。
そしてもう一人阿部一二三という柔道家がいる。
2024年7月28日のパリオリンピックで見事金メダルを獲得したのだ。
前回の東京大会で金メダルを取っているのでこれで連覇である。
彼らの活躍から一二三という名前の意味を強く象徴させたと言っても過言ではないだろう。
しかし今回のオリンピック阿部一二三の妹の詩は負けてしまい連覇ならずとなった。
彼女も前回金メダルを獲得したので兄妹揃ってメダルを取りたかったはずである。
テレビ画面からではあるが泣いている姿を見てこちらもすごく悔しい気持ちになった。
妹の分も背負い兄が勝ち取ったメダルは重みが違うと感じる。
次のアメリカのロサンゼルスオリンピックでは必ず兄妹二人でメダルを勝ち取ってほしいと強く願っている。
阿部一二三の次のオリンピックも必ずメダルを獲得すると自分は予想している。
なぜなら一二三(金、銀、銅)だからである。

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